お香を選ぶ時のポイントをお話しします。
どのお香にしようかな?と思うと、お香の多さに悩んだりした経験あると思います。
一つにお香と言ってもいろんな種類がある。
どのお香がよくて、どのメーカーがよくてってのは、
人の趣味嗜好がそれぞれあるように、人によって良し悪しは様々です。
人の好き嫌いはあるにせよ、何か指針が欲しい。
そう思われる方も多いと思います。
そこで今回、お香選びのちょっとした指針をお教えしようと思います。
まずお香には大きく分けて2種類があります。
1.現代風のお香
2.伝統的なお香
この2つです。
それぞれどんな香りかと言うと、
現代風のお香は、花の香りや石鹸の香りなど、
わかりやすい香りが特徴的なお香です。
逆に伝統的なお香は、お寺や仏壇などで焚かれているような、
侘び寂びを感じるような渋めの香りになっています。
そして現代風の香りは大衆ウケが良く、
ある程度の人が「いい香り」というのは現代風の香りだったりします。
逆に伝統的なお香は、深みのある香りがあるものの、
わかりやすさがあまり無いので、よほどその香りが好きだったり、
お香好きではない限り、最初に選ばれることがなかったりします。
例えるなら、現代風の香りがファーストフードのお店。
誰が食べてもある程度「美味しい」と思えるものが出てきます。
伝統的な香りは、懐石料理やフランス料理など、
素材を味わいながら食べないと、ものといった感じです。
なので、この2種類の中から選んでもらえばいいのですが、
たいがいの方は、現代風の香りを最初に選ばれると思います。
わかりやすいのでね。
ただ、現代風の香りにはデメリット的なものもあります。
それはわかりやすい香りが故に、香りが単調であると言うことです。
言うなれば変化がありません。
一つの香りを強烈に入れていますので、ほぼその香りしかしないのですね。
なので、よほど好きじゃない限り、
毎日焚いていると、ちょっと胸焼けした気分になったりします。
逆に伝統的なお香は最初のわかりやすさがないものの、
奥ゆきがある分、微細な香りの変化があり、
それを煙のゆらぎと共に楽しむことができます。
言うなれば、日によって少し香りの感じ方が変わってくると言ってもいいと思います。
そういうこともあり、
お香通になれば、だんだん伝統的な香りの方が好みになってくるのですね。
優しい香りですし、胸焼けみたいなこともしなくなります。
そんな感じで、お香の2種類を紹介してきました。
大きく分けて2つですね。
もちろん最近ではこの2つをミックスしたものも出ていますので、
今回紹介したパターン以外のものも多くあります。
ただ、大きく分けて2つなので、
この2つを軸にお香屋さん行かれた際は、選んでみるといいと思います。
あ、そうそう雑貨屋さんだとほぼ現代風のお香しか置いていないので、
好きなお香を本当に選ばれるのであれば、お香屋さんに足を運ばられることをオススメします。
(試し焚きもできるので)
そして、現代風のお香と伝統的なお香。両方試し焚きされるといいと思います。
個人的には伝統的なお香がオススメですけどね。
最初いまいちでも、日々焚いているうちにハマっていって、好きになっていくので。
ぜひ今回の話しを参考にされて下さい。
他にも選び方の基準があるのですが、今日はここまで!
またお話ししようと思います。